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『ダイヤモンド』の強さ

現在のようなカットや研磨の技術が無かった時代の「コ・イ・ヌール」が、発見時よりも小さくなっていたのは自然に砕かれたり破損したりしながらその姿になったと考えられますが、「ダイヤモンド」は「硬くて傷つかない」強いジュエリーとして知られています。
「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けない」と言われたり、工業用の素材として活用されるなど、他のジュエリーとは一線を画す強さという特徴をもっているのです。ジュエリーとしての強さを表す単位に「モース硬度」があり、「硬度10」が最も硬いとされていて、ジュエリーの中ではダイヤモンドのみが「モース硬度10」で、最も硬いジュエリーとなります。
ではなぜ「コ・イ・ヌール」は小さくなっていたのでしょう。
もちろん本当のところを知る術はありませんが、「硬さ」にはいくつか種類があり「モース硬度」は摩擦やひっかきなどのキズに対する強さの単位です。
その他の硬さの基準には、靭性・安定性・劈開(へきかい)性、などがあり、これらの条件に当てはめるとダイヤモンドの強さが全てにおいて強いというわけではないのです。ですが、究極に完璧な強さではないからこそジュエリーとして表情豊かなダイヤモンドを楽しめるようになったともいえそうです。より美しいカッティングや、カタチを追求するという私たちへの浪漫を残してくれていたのではないでしょうか。

HITOMIHAMAのダイヤモンドジュエリーたち

美しい輝きで魅了する特別なジュエリー

今、世界中にダイヤモンドのジュエリーは数多くあり、数多くの人たちがダイヤモンドを楽しんでいます。
巨大なダイヤモンド、稀少性の高いカラーのダイヤモンド、史上最高価格のダイヤモンド、などダイヤモンドは話題も豊富。タイタニック号とともに沈んだ大きなブルーダイヤモンドのペンダントのように、ロマンティックでミステリアスなストーリーや、歴史を動かすようなダイヤモンドの伝説もあります。
そんなダイヤモンドを美しいジュエリーとしているのは主に2つの要素。「カラー」と「カッティング」です。クリアな透明でラウンド状のダイヤモンドのイメージがありますがダイヤモンドはもっともっと奥深い美しさを秘めているのです。
まずカラーでは、無色透明のものの他にイエロー、ブラウン、ピンク、ブルー、レッド、グリーン、パープル、オレンジ、ブラックとあらゆるカラーのものがあります。
もちろんレッドやグリーンのように非常に稀少で滅多に市場に出回らないものもあり、透明以外のこれらのダイヤモンドは、「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれます。

天然のものは非常にうっすらと色づく程度で、一般に楽しまれているファンシーカラーダイヤモンドのジュエリーは、天然カラーのものに処理をして色をはっきりとさせているものもあります。
そしてカッティングですが、エンゲージリングに使われるようなラウンドブリリアントカットと呼ばれる、バランスの整ったものの他に、オーバル、マーキス、プリンセス、ペアー、テーパー、ハートなどジュエリーデザインの幅を広げてくれる様々なシェイプにカッティングされることがあります。
カラーもカッティングも、身に着ける人の魅力を引き出してくれる大切な要素です。それぞれに印象も異なりますので、貴女らしいダイヤモンドジュエリーを見つける時、その一粒との出会いを大切にしてみてください。

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